電気信号や、電気エネルギーを伝える

端子台・パワーケーブル

インバータ、モータのユニット化に対応する端子台、パワーケーブル

特長

インバータ、モータのユニット化に対応すべく、従来2本だったパワーケーブルを一体化しました。
コネクタ構造を組立方式からモールド方式に変更し、且つシールド構造を編組線から高密度編組による6相一括シールドにすることでパワーケーブル全体の小型化を実現。また、パワーケーブルが90度曲げ状態で搭載されることによる組付け性の懸念に対して、電線被覆を柔軟化した電線を採用しました。

高電圧用電線(ハイブリッド車)

ハイブリッド自動車(HEV)や、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)等の次世代自動車に搭載される高電圧回路に使用する電線です。高圧バッテリ、モータ、インバータの各機器に電気を流す機能を持ち、ハーネス構成部品として使用されます。

特長

導体の素材は銅とアルミを採用しています。銅からアルミに変えることで、高い信頼性を維持したまま、大幅な軽量化に成功しています。絶縁体の耐熱温度が120℃と150℃の優れた耐熱性を2種類用意しており、車両の高温環境下での使用が可能です。

技術

電線の耐熱性を向上させるために絶縁体に行う架橋工法※について、電子照射設備を要する電子線照射架橋工法から、蒸気による架橋を可能とする耐熱電線を開発し製品化しました。
※鎖状高分子の分子間に橋を架けたような結合をつくること。

シールド電線

ガソリン車や、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)等の様々な自動車に搭載される制御回路、センサー用の電線です。各回路に電気を流す機能に加え、シールド層を設けることで、外部からのノイズを遮蔽する機能を持っています。ノイズを遮蔽することで、回路の誤動作を防止します。

特長

シールド構造は、要求されるノイズ遮蔽レベルに合わせ、編組構造、横巻構造、金属箔テープの3種をラインナップしています。編組構造と横巻構造の素材は銅を使用、金属箔テープの素材は銅とアルミを採用しています。電気を流す線芯の芯数は1芯~8芯までラインナップしています。

技術

シールド線の細径化、軽量化を図るために、線芯の絶縁体の厚さを薄肉化しました。またシールド層を保護するために設けているシースの厚さも併せて薄肉化することで、高い信頼性を維持したまま、細径化と軽量化に成功しています。