電源系製品

車載回生システム用充放電コントローラ

自動車の減速時における運動エネルギーを電気エネルギーとしてキャパシタに蓄電し、必要に応じて電装部品に電力を供給することにより、発電の際に使用されていた燃料消費を抑制することが可能とするシステムに組み込まれる充放電コンバータです。

特長

充放電制御:今回開発した充放電コントローラは、電圧変動の大きなキャパシタに対して効率的に充放電を行うため、昇圧/降圧制御が可能な双方向DCDCコンバータを採用しています。本製品は、独自のノイズ低減技術によって放出する電磁ノイズを大幅に抑制しました。
高放熱技術:キャパシタを充放電する際に生じる充放電コントローラの温度上昇を低減するため、独自の高放熱技術であるPSボード®を採用しています。この技術により、高い放熱効率が得られ単位体積当たりの出力向上を実現しました。

HEV用電池配線モジュール

ハイブリッドカーの動力源となる高圧バッテリは電池セル(リチウムイオンバッテリ)の集合体です。当社の電池配線モジュールは樹脂ケースにバスバーがセットされており、高圧バッテリにこれを組み付けることで電池セル同士を直列に接続することができます。また、バッテリの電圧を検知するための専用端子/ハーネスも搭載しており、バッテリECU側へのコネクタ接続が可能です。

特長

共用小型部品を連結することで、電池セル数違いの高圧バッテリへも柔軟に対応することが可能です。また、樹脂ケースにセットされているバスバーは高圧バッテリとボルト締結されますが、長穴形状により公差吸収が可能となっており、組み付け作業しやすい仕様となっています。

半導体FUSE機能内蔵小型・軽量
リレーモジュール

エンジンルーム内に搭載されるリレーボックスの小型化・軽量化へのニーズに対応すべくリレーとヒューズ機能を半導体スイッチによって実現した半導体リレーモジュールを開発しました。

特長

リレー、ヒューズ機能の半導体化により、従来のリレーボックス比較で容積を約50%、重量を約60%の小型・軽量化を進め、接続される電線の細径化・軽量化に貢献しています。

技術

ヒューズ機能は、半導体スイッチに流れる電流から電線の温度上昇を専用のカスタムICでリアルタイムに演算し、電線が発煙するまえに電流を遮断するという、当社独自の制御アルゴリズムを採用しています。

小型・軽量インテリジェントパワーディストリビューターモジュール

エンジンの始動やヘッドランプリレーの制御、ワイパーリレー制御などの役割を担う製品です。

特長

エンジンルームの狭隘化、車両の軽量化、及びハーネスシステムの簡素化を目的に車内LAN(CAN)接続機能を備え、小型化・軽量化された製品になっています。

技術

・W/Hとの接続部と本体を保護するカバーによる構成
・バスバーレスによる電源分配により軽量化を実現
・端子類、リレー及び表面実装部品を同一基板実装の実現による小型化
 (当社前製品比、▲20%)

ジャンクションボックス

内部にリレーやヒューズなどの部品を組み込み、電気回路の集中接続機能を有した部品で、エレクトロニクス制御をトータルにサポートします。

特長

ジャンクションボックスの構成部品をモジュール化し、作りやすい構造を追求しました。車両部品の共通化が進む中、グローバルに高品質のジャンクションボックスを提供します。

技術

近年、車両システム・装備が増加する一方で低燃費・軽量化ニーズが高まっています。ジャンクションボックスに求められる機能も多くなる中、配線材に基板を採用し必要な回路を高密度配策することで軽量化を実現。

HEV用電源BOX

ハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)にはモータ駆動を行うため、高電圧電池が搭載されています。
HEV用電源BOXとは高電圧電池内に搭載され、リレー/抵抗/ヒューズ/電流センサー等の機能部品を組み込み、高電圧電源の供給/遮断/分配等を行う製品です。

特長

当社製品の特長としてリレー等の部品配置を最適化し、バスバーと呼ばれる銅板を用いて効率的に回路配策を行うことで小型/高集約化を実現しています。

技術

当社製品は回路を構成するバスバー(銅板)とリレー等の機能部品を中継端子と呼ばれる接続部品を用いてプラグイン接続とすることで簡素で高信頼性の接続を実現しています。