2018年 社長年頭挨拶要旨(社員向け)

2018年01月09日 住友電装株式会社

2018年 社長年頭挨拶要旨(社員向け)
社長 川井文義

当社は会社設立100周年を迎え、今年は次の100年に向けた新たな第一歩の年となります。さらなる飛躍の年となるよう皆さんとともに頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
当社は100年に一度といわれる自動車業界を巻き込む大きな潮流の中に身を置いています。電気自動車(EV)、自動運転やシェアリング、コネクテッドといった「4つの荒波」が前例のない変化を迫っています。このような厳しくかつ難しい環境の中、ハーネス事業を持続的に成長させていくためには、モノづくり基盤の強い企業を目指して「競争力ある工場・現場づくり」「ダントツ技術の開発」「グローバル化への対応」をさらに強化しなければなりません。

皆さんには、以下の3点に取り組んでいただくことをお願いします。

1つめは『安全強化を最優先とするSE-QCDDのさらなる強化』です。
S(安全)、E(環境)、Q(品質)の基本は「現地現物」と「原理原則」です。問題解決のためには、現地に足を運び、現物を見ながら徹底的に考えることが必要です。そして、傷害・事故・不良やミスを引き起こす真因を探求することが重要です。現場での問題点を見える化し、現場の一人ひとりが問題意識を高め、自ら改善努力する文化・風土を確立することで現場力のさらなる強化をお願いします。
C(コスト)については、モノづくりの現場だけでなく、間接部門でも作りやすい設計や使いやすい設備、合理的な生産計画や在庫削減など間接業務の活動強化をお願いします。
D(納期)については、正確な情報を迅速に入手し、設備や人員の負荷を考慮した生産計画により、在庫を増やさずにリードタイムが短縮できる競争力ある工場・現場づくりをお願いします。
D(研究開発)については、他にない要素で差別化を図り、顧客価値を高めるモノづくり競争力を強化していくことが重要です。情報収集力や分析力を高め、「開発力・提案力の強化と製品化のスピードアップ」と「グローバル・マーケティング力の強化」をお願いします。

2つめは、『D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)活動、5ション人材育成』です。
「D&I」という考えのもと、各職場では固定観念にとらわれることなく、柔軟性を持ち、チャレンジする人にチャンスを与え、グローバルに活躍できる人材の育成と組織力のさらなる強化をお願いします。
人材育成においては、パッション(情熱・熱意)、ミッション(使命感)、アクション(行動力)、ハクション(異常・危険察知力)、コミュニケーション(意思疎通)の「5ション」は勿論ですが、特にハクションの「異常・危険察知力」を持った人づくりをお願いします。

3つめは、『コンプライアンス意識の向上』です。
企業が不祥事を起こすと、業績悪化や顧客との取引打ち切り、銀行からの融資見送りなど、事業継続に支障を及ぼしかねない事態に発展します。皆さん一人ひとりがコンプライアンス意識を高めていただくようお願いします。
以 上

本件に関するお問い合わせ先

総務部広報・CSRグループ TEL 059-354-6201