三重県初となる水素ステーション運営の合弁会社設立について

2015年06月30日 住友電装株式会社
日本トランスシティ株式会社
三重トヨタ自動車株式会社
谷口石油株式会社

住友電装株式会社(以下「住友電装」)、日本トランスシティ株式会社(以下「トランシィ」)、三重トヨタ自動車株式会社(以下「三重トヨタ」)、谷口石油株式会社(以下「谷口石油」)は、三重県初となる商業用移動式水素ステーションを運営する合弁会社を設立することについて合意いたしました。

昨年、日本政府は「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を策定・公表し、日本の自動車メーカーは世界で初となる燃料電池車を市販するなど、水素社会の実現に向けた官民の取り組みが加速して推進されているところです。また、水素ステーションについては、日本政府は2015年度までに100ヶ所程度に増やすことを目標として、補助金の拡充や規制見直しなどにより、その整備を進めています。

究極のエコカーと言われる燃料電池車が普及するためには、水素ステーションの整備が不可欠でありますが、コスト面・制度面・需給面など様々な課題から、インフラ事業者の尽力だけでは、特に地方での早期の実現は非常に困難であると認識しています。

こうした状況を踏まえ、今般、三重県に本社を置く上記4社は、三重県における燃料電池車の普及を支援し、環境に優しい地域づくりの一助となるため、水素ステーションを開設することに合意したものであります。
具体的には、4社出資により合弁会社を設立し、移動式水素ステーションによる水素供給事業を行ってまいります。水素供給場所は今後整備していきますが、当初、三重県四日市市内、津市内に設置する計画です。
本事業において、住友電装及びトランシィは事業運営管理全般を、三重トヨタは営業・広告宣伝活動を、谷口石油は現場管理を主に担当します。また、住友電装及び三重トヨタは、水素供給場所を提供する予定です。三重県をはじめとする行政の支援を得ながら、早期の開業に向けて尽力していきます。

さらに今後、この合弁会社の設立趣旨に賛同いただける県内に事業所を置く企業や団体などの協賛・支援を幅広く仰ぎ、「オール三重」の体制を作り上げ、水素ステーションの運営を通じ、燃料電池車の普及に向けて助力してまいります。

[ご参考]

【合弁会社の概要】
【出資会社の概要】

以上

本件に関するお問い合わせ先

総務部広報・CSRグループ TEL 059-354-6201