品質管理

品質管理

全社品質方針

① 自工程保証活動によるモノづくり力強化
② 仕組み定着による世界最高品質の追求
③ 先手管理と気づきの出来る現場力の向上

お客さま満足度の追求

当社グループでは、お客さま満足度の向上に向けて、品質不具合の削減に取り組んでいます。国内顧客向け品質実績は、過去最良値となりました。一方で、海外顧客向けは、新規車種の立ち上げや生産拠点の移管などの影響を受けて横ばい傾向となっています。
こうした背景から海外顧客向けを中心に、変化点に対する先手管理の強化として、再発防止策の織り込みや事前検証項目の見直しに取り組んでいます。
また、各エリアや納入顧客ごとに品質会議体を設け、責任者を明確にしたうえで、新規品の生産準備活動の遅れや不備がないよう、管理体制を強化しています。
これからも再発防止策の徹底や優良事例の横展開などを積み重ね、クレームゼロをめざします。

自工程保証活動の深化

当社グループでは品質不良ゼロの実現に向けて、その基盤となる自工程保証活動を推進しています。自工程保証活動では、設計段階での不良未然防止のため、発生要素を取り除いた図面づくり(ACT1)や、生産技術での次工程に流さない設備・工程づくりや製造での変化点でも不良を発生させない仕組みづくり(ACT2)を実践しています。
本活動では、不良の発生防止に向けて「3つの管理」:(1)変化点管理、(2)異常管理、(3)作業遵守管理を現場で徹底し、「見える化」しています。
また、作業の手順や遵守事項については、作業者ごとに点検を行い不遵守に対する真因を追求し「標準・治工具・設計」の改善につなげています。
ACT1、ACT2の追究、3つの管理を徹底することで、品質不良ゼロに取り組んでいきます。

用語解説

*1 SQC:Statistical Quality Controlの略。統計的品質管理。
*2 DRBFM:Design Review Based on Failure Modeの略。
「変更点」「変化点」に着目し、品質トラブルを未然に防ぐ手法。

人材育成

当社グループの主力製品であるワイヤーハーネスは、ほとんどが海外生産であることから、全社品質部門が「世界同一最高品質」の実現に向け、海外製造拠点における現場実践型品質改善活動に注力しています。
具体的には、当社主導で現地製造・品質保証リーダーを対象に、工程内の慢性的に発生する不具合のゼロを目標とし、現地現物での要因解析を主とした品質改善教育を実施します。
その後、各人がトレーナーとなって行う自主改善活動をフォローすることで、目標達成や改善手法の現地展開を通じた品質向上をめざします。

品質啓発活動

海外の工場は国内に比べて人材の流出入が激しいことなどから、品質の安定に課題を残しています。その中で「世界同一最高品質」を実現するため、当社グループでは品質の啓発活動を積極的に推進しています。

お客さまからの評価

当社グループは、常に高い品質を求め、お客さまの信頼に応える製品の提供に努めてきました。
その結果、世界中のお客さまから高い評価をいただいています。
私たちは今後も、お客さまの信頼に応える製品の提供を追求し続けていきます。

世界同一最高品質の実現をめざして ~ピカピカ運動~

商品力No.1、世界同一最高品質をめざして、当社グループでは社員にとってわかりやすい「ピカピカ運動」を推進しています。ピカピカ運動とは、心・行動・技能・設備・工場のピカピカが、ピカピカな製品を生み出すという私たちのモノづくりの基本理念です。

この運動は、全製造工場が日常的に改善活動を行い、本社PK評価員が現地を確認・評価するPK評価、全作業者向け基本スキルと、作業工程別専門スキルを規格化したG-STARS*1、人づくり、それによって支えられた不良ゼロをめざす品質改善(HAI-Q*2)の4つの要素によって構成されています。

PK評価は、5S・設備治工具・日常管理・標準作業などの現場状態の評価・改善やルールなど仕組みの評価・改善を行い、安全・品質を向上させ、ピカピカの人や工場を全員で作り上げることです。

G-STARSは年に一度、技術向上への意欲を高めることを目的として全世界から高技能者が集まる部門別技能競技大会の参加資格としても取得を奨励しています。

用語解説

*1 G-STARS:Global Skill Training and Recognition System
*2 HAI-Q:Harness Innovation Quality

研究開発

基本的な考え方

自動車業界の大変革期の中、広い社会からの多様なニーズに応え、世の中に求められるものを生み出すため、世の中のニーズを先取りした「提案型開発」を重視し、グローバルな視点での研究開発を行っています。情報通信ネットワークなどにつながるコネクテッドカーの普及、自動運転技術の進化、クルマにかかわるライフスタイルの変化、電動化の拡大に対応して、 「つなげる、つながる」技術と製品を生み出し、新たなモビリティの時代をリードしていきます。

研究開発体制

開発・設計・製造を担当する住友電装、研究・開発を担当する(株)オートネットワーク技術研究所、事業企画・営業を担当する住友電気工業(株)の三位一体の事業形態で、お客さまにワンチームとしてのシームレスな新技術・新製品の提供活動をしています。さらに、住友電気工業(株)の研究部門とも密接に連携し、材料開発から、部品・モジュール・エレクトロニクス機器・ネットワークアーキテクチャーまで、総合的な開発を進めています。
また、開発者自身がお客さまの抱える課題やニーズを的確に把握し、オープンイノベーションや学術機関との連携、部品メーカーとの共同研究を通じて迅速に解決することで、開発力・提案力の強化をめざします。
住友電装の人材教育に加え、住友電気工業(株)や(株)オートネットワーク技術研究所の独自のプログラムによって技術者育成にも注力しています。今後はさらなる人材育成を進めます。