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SWSニュース 2006年度

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2007年1月9日発行

住友電装株式会社

2007年 社長年頭挨拶要旨(社員向け)

社 長  下 川  忠

 厳しいグローバルな競争の中で当社グループが勝ち残っていくために、“品質・コスト・デリバリーで世界一になろう”を合言葉に、「QCD NO.1活動」を2005年度から3年間の取り組みとして進めてきた。本年4月からは最後の年度がスタートすることになるが、所期の目標を達成できるよう、当社グループの一人ひとりが全力を挙げて取り組み、成果を出す年としたい。

 そのため、本年において、特に以下の点をお願いしておきたい。


Ⅰ.『課題と進捗を「見える化」しよう』

 人間は誰しも問題がよく見えていればその解決に動くものである。「見える化」は、事実や問題が「目に飛び込んでくる」状態になっていれば、自発的に必要なアクションをとって対策を講じるという、人間の本能に訴えかける方策である。この「見える化」ができているか否かが各部門の業績や「QCD NO.1活動」の成果を左右することになると言っても過言ではない。各部門別、部別、課工場別、個人別の課題を今一度明確化して個人レベルまでの認識を十分に深め、且つ、その取り組みの進捗がよくわかる工夫をしていただくことをお願いしたい。

Ⅱ.『基本に戻ろう』

 安全や品質を含め、業務上の問題発生の原因の大半は、「基本が守られていなかった」ことに因る。「決める‐守る‐直す‐守る」を徹底し、全ての仕事について「基本が守られているか?」「進め方は基本に則っているか?」という観点から再点検をするなど、「基本に戻る」ことの徹底をお願いしたい。

Ⅲ.『形だけを整えるのでなく本質を遂行しよう』

 改善など重要な目的をもってスタートさせた様々な活動が、時間の経過と共に知らず知らずに真の目的が希薄化し、形骸化していき、形だけ整えただけで仕事をしている気分になるものである。それを放置しておくことは企業を破綻に導くことになりかねない。それにいち早く気づき、継続が必要なものは形骸化させない工夫を図るとか、継続不要であれば活動停止を決断するとか然るべき対応策を講じていくことが極めて重要である。従来の活動を一度振り返ってみて、具体的アクションを取っていただくようお願いしたい。

Ⅳ.『ベンチマーキングを徹底しよう』

 製品のみならず、工場運営、作業の仕方、組織のあり方、等々あらゆることについて自社・自部門・自己の向上を目指すためには他社・他部門・他者と比較することが極めて有効である。他と比較することによって初めて自分の置かれているポジションを知ることができ、自分が優れているところ、自分が劣っているところがわかる。本年は、各部門とも重要指標についてのベンチマーキングを徹底的に行って、「QCD NO.1活動」の成果出しに資することをお願いしたい。

以  上

<本件に関するお問い合わせ先:総務部広報グループ TEL 059-354-6202>